お前は今日・・・キン肉マンに勝て!!

一身に背負う使命感と未来への期待!
 かつて天才と呼ばれた男は、義憤の果てに完璧を標榜する境地へと降り立った。
かつてダメ超人と呼ばれた男は、心に宿した正義の魂で民を守る王へと成長した。
二人の想いが交錯するリング上で激しく散る火花と、一族を背にした相反する想い。
ネメシスドライバーで勝負を決めに行くネメシスに対し、キン肉マンの決断は―

想いを駆け抜ける一撃、キン肉ドライバー!
 特徴的なフォームから急上昇し、ネメシスドライバーを展開せんとするネメシス。
下降を始めるタイミングでキン肉マンは上体を軸に勢いよく回転を始め、体勢を崩す。
誰もが攻略不可能であった大技を切り返し、空中でもみ合う中で彼が繰り出したのは
数々の大物超人を撃破してきた伝家の宝刀、キン肉ドライバー。
 悪魔超人陣営の貴賓席からリング上の光景を俯瞰し、キン肉マンとの過去を述懐しながら
バッファローマンに語り掛ける悪魔将軍。恐怖の象徴とも呼ぶべき肉体と邪念を消し去った
決着の瞬間には、悪魔将軍としての汚点というべき敗戦とバッファローマンの離反が
つきまとって離れない。言葉に詰まるバッファローマンを制し、戦況を分析しながら
次なる一手をただただ毅然とした態度で見届ける悪魔将軍とサンシャイン―!

一族を捨てた完璧超人として!
 顔面から激しく鮮血を流しながら立ち上がるネメシス。真弓が彼に語り掛けると、
彼は先の誘いについての回答を真弓に求める。真弓は誘いには乗ることができないこと、
しかしながらほぼ隠居の身である自身を完璧超人の世界へと誘ってくれたこと、何より
その心こそがネメシスの中にサダハルとしての魂が息づいている証拠だと指摘する。
 真弓の言葉を否定するネメシスに対し真弓と委員長が涙を流しながら、キン肉マンと共に
キン肉族への復帰を提案する。一時の静謐な時間が保たれた後、ネメシスは語気を強めて
彼らの誘いを下等の名を出し一蹴する。そして彼は正義超人の優しさと連帯感こそが
兄・タツノリが再三に渡って説き続けた慈悲であると経験をもとに理解し、同時に決意を
固める。いずれこの力を悪用する者が未来に出てくるが為に、閻魔の元、完璧超人として
自分が一人で戦い続けることを―

背負うは使命か、期待か、仲間か―!
 胸の内で決意を新たにするネメシスの元に、無量大数軍・ピークア・ブーが現れる。
完璧超人界再興を唱え、お前は一人じゃないと檄を飛ばすピークに対しネメシスは
絶対的な敗死の掟を反故にしたことを非難し、自分にセコンド不要であると主張する。
 それでも悲痛な表情で一人ではダメだと絶叫するピークは、始祖の大半が亡き今
完璧超人の誰もがネメシスに完璧超人界の未来を担う男として熱視線を送っていると
エールを送り、そして同じように会場のどこかでネメシスに最も期待をかけている男が
会場のどこかでエールを送っていると語りかける。
 神経を研ぎ澄ますネメシスの耳に、どこからか彼の名を呼ぶ声がする。
ネメシスが声の出どころである会場の一角を見ると、かつて完狩の肩書を冠した男、
ネプチューンマンが佇んでいるのが目に飛び込んできた。そして力強く語りかける。
お前は今日、キン肉マンに勝てと―!


 ネメシスドライバーを切り返してキン肉ドライバーは燃えた!!
以前の記事で少し予想を立てていましたが、ネメシスドライバーをキン肉ドライバーで、
そして何より誰しも攻略不能であった大技を返せたことに純粋な熱さを覚えます。
それと同時に語られる、悪魔将軍が敗戦を喫した一撃であること。バッファローマンが
悪魔超人から正義超人入りを果たすと同時に、悪魔将軍のデスマスクを被り劇的な決着を
演出した立役者であったということ。交差する過去のエピソードと現在との関係性。
このあたりにもしっかり触れられていて感激です。

 兄を敬いながら、慈悲の心を解さず完璧超人として徹底した姿勢を見せるネメシスの
行動理念には矛盾があるのではないか、という指摘も周りで少々ありましたが、
彼の根底には「兄の志した慈悲を完璧超人として守り抜く」という姿勢があるのかも。
そう思うとネメシスは完全なる悪役ではなく、絶望を知った心に温かみのある男としての
側面が強くなってきた気がします。今後にも目が離せませんね!

2年前に発売されたファンブック「超人閻魔帳」で触れられたネプチューンマンの完狩としての過去。
喧嘩男がネプチューンマンに転身を果たしてから、いつ無量大数軍にいたかの詳細は不明ですが
推定80歳オーバー、完璧超人歴の長いネメシスに対して同等の立場で、悪く言えばやや偉そうに
ネプチューンマンが発破をかけているのは「完璧の理念のもとに皆平等」の完璧超人の在り方、
「完璧超人首領」としてネプチューンマンが格好いい姿を見せようとしているのかな、と思いました。
二世の世界では完璧超人再興を耽々と狙っていたネプチューンマンですが、やはり彼の志は
完璧超人として世に君臨することに比重が置かれているのかも。
 個人的には王位編の頼もしい味方感の方が好きだったので複雑ではありますが、
彼の一貫した行動理念を示すのには充分だったシーンになったのかな?と思っています。

  両布陣ともに仲間が揃い、いよいよクライマックスを迎えるか!?
気になる次回は...1分後です。

第185話 孤独の中で…の巻!!
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テーマ : キン肉マン
ジャンル : アニメ・コミック

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Author:詠
【漫画】キン肉マン/ジョジョ/ゆるゆり【ゲーム】デレステ/モバマス/艦これ/GF(仮)/ポケモン/FE【カード】キンプロ/ヴァイス/FEサイファなど多く嗜んでいます。プロレス、プロ野球応援中!

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