いつかお前が''奥義''を完成させる日を その技で私を倒す日を 楽しみにしているぞゴールドマン

神さえも砕いた強固な意志!その時、''男''は――

 悪魔将軍対超人閻魔戦、遂に決着か――な回でした。ラストシーンで立ち上がりながら
微笑む閻魔、もといザ・マンと煽り文の「微笑!?」を見て岸田劉生の『麗子微笑』を思い出しました。

 地獄の断頭台を閻魔に返されることを想定し、そして新たなる力を確かに手に入れた今、
絶対的強者であった閻魔を克服して新技『神威の断頭台』を放ってみせた将軍。
決して大きく飾ることなく、地獄の断頭台の上位互換としての雰囲気を醸し出すあたりは流石です。

 閻魔の抵抗虚しく神威の断頭台が決行される中、これ以上の抵抗は無意味=将軍の力が自分を超えた
と判断したのか。超人閻魔自身がかつての始祖と交わした遠き日の約束を述懐するシーンが染みます。
つい2話ほど前に、「姿を変えても心のどこかで変わらない部分がある」ことを匂わせた閻魔の言動。
賢人ザ・マンは死んでいなかった。どこかに封じ込めていたように感じられましたが、
将軍が夢見ていた「師匠超え」がまさに達成されそうな最中に過去の日々を思い出すあたり、
自分の言動に責任を持ち、弟子たちに期待を寄せていた生真面目な男としての影が見られます。

 技を受け倒れる閻魔。その表情は血眼で他を圧倒する暴君のものではなく、慈悲深き微笑み。
砕ける剣道面。あらわになるザ・マンとしての顔。それは外見上の変化ではなく、
超人閻魔の仮面を被ったザ・マンの凍てついた心が将軍によって解放されたとも見て取れそうです。
同様に「外見と内面の変化を描いた」のはマーベラス戦におけるラーメンマンもそうですが、
このあたりの演出も絶妙なように思えます。

 神威の断頭台を受けながら再び立ち上がるザ・マン。目的はただ一つ。相手の討伐ではなく
確かに師匠越えを果たしたことを、師として弟子に直接伝える為だと思われます。
ジャスティスマンの思想がかつてのザ・マンに近しいものであったように、これ以上賢人ザ・マンには
愛弟子の直接的な師匠越えが達成された今、戦闘の意志と意味は無いと思われます。


改めて想う「ザ・マン」という男とは
 満足げな笑みを浮かべ、リングに横たわる男。
 彼は死ぬことが出来無い男。
 超人たちの頂点であり続けた男。
 超人たちの限界を知ってしまった悲劇の男。
 厳選した始まりの祖である弟子たちはいるものの、彼に友はいない。
 神の座を降り、暴君に身を落としながらも、絶望と悲劇の裏返しだったのか
 根底には生来の生真面目さが息づき続けていた
 永遠を孤独に生きる一人の、男。

 彼が初めて敗北を知ることの充実感。自分を超える者が出てきたという喜び。
それは期待を寄せていたかつての愛弟子。地上へ降り、命を落とし、悪魔に魂を売っても、
最終的に唯一の強者で君臨し続けた自分を超えてみせた。この喜び、敗北による笑みも頷けます。
一通りシリーズが終わった後に、またザ・マンらについて掘り下げるお話が見てみたいです。

 一連の歴史、将軍との抗争。様々な意見があるかもしれませんが、今回の''ザ・マン登場''は
単なる力のインフレの応戦ではなく、相互に心に火をつけ、魂を呼び込む一戦であったと思っています。

第205話 真の奥義!の巻
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テーマ : キン肉マン
ジャンル : アニメ・コミック

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